問1: OSのスケジューリング方式
OSのスケジューリング方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア 多重待ち行列方式は,タスクに対して最初は低い優先度と長いCPU時間を割り当て,その後は徐々に優先度を高くし,割り当てるCPU時間を徐々に短くする方式である。
イ 到着順方式では、タスクが生成された順に高い優先度を付けてCPU時間を割り当てる。これは先に実行が開始されたタスクを優先させて,早く終了させることを目的としているからである。
ウ 優先度方式では,CPUの利用状況の低いタスクの優先度を順次高くし,逆にCPUを多く利用したタスクの優先度を低くするので,システム全体の処理効率を高めるのに適している。
エ ラウンドロビン方式では,要求された順番にCPU時間を割り当て,割り当てられた時間を使い切った後は,待ち行列の末尾に回す方式である。
答えは↓↓↓
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答え: ウ
ラウンドロビン(round robin) 方式とは, 一つの資源を順番に利用する方式=「巡回的並列処理」。
コンピュータの並列処理の場合、各プロセスを一定時間ずつ順番に実行することをいいます。
各プロセスの待ち行列の先頭に一定の処理時間=タイムクォンタム(time quantum)=タイムスライス(time slice)を与えて,
その時間を使い切ったプロセスを待ち行列の最後尾に移動させて、処理を行う方式です。
ネットワークでは,複数のサーバで負荷分散を行なう「DNSラウンドロビン」という用語もあるそうです。
初耳!!
ちなみに「ラウンドロビン」の語源は「小鳥が(robin)がちょこまか動く(round)」ことから。
※ソフトウェア開発技術者H15年でも出た。
「ラウンドロビン方式」を見るたび「だ~れが殺したクックロビン~」を思い出すのは私だけ?
(Fromマザーグースってゆうか『パタリロ!』)
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