問7: 安全性・信頼性に関する設計方針
問7: 安全性や信頼性について,次の方針でプログラム設計を行う場合,その方針を表す用語はどれか。
" 不特定多数の人が使用するプログラムには,自分だけが使用するプログラムに比べて,より多くのデータチェックの機能を組み込む。プログラムが処理できるデータの前提条件を文書に書いておくだけでなく,その前提を満たしていないデータが実際に入力されたときは,エラーメッセージを表示して再入力を促すようにプログラムを作る。"
ア フールプルーフ
イ フェールセーフ
ウ フェールソフト
エ フォールトトレラント
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答えは↓↓↓
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答え: ア
※ア以外の用法が,非常に紛らわしいので要注意!!
ア フールプルーフ … オペレータが意図しない操作誤りを起こさないように,操作の確認などに配慮した設計.
イ フェールセーフ … 障害発生時に,安全な方向に向かうように制御すること.
ウ フェールソフト … 障害発生時に,最小機能に切り替えて(機能縮退)継続稼動できるようにする技術.
エ フォールトトレラント … 障害が発生したときに,その影響を最小限に抑える技術.耐故障技術.
フェールセーフ,フェールソフト,フールプルーフといった思想がある.
ちなみに,
※フォールトアボイダンス ・・・ 故障排除技術.システムに障害を発生させないような技術のこと.機器の二重化(多重化)など.
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