問32: 2相コミットでの分散トランザクションの原子性の保証
問32: 2相コミットで分散トランザクションの原子性を保証する場合,ネットワーク障害の発生によって参加者のトランザクションが,コミットすべきかロールバックすべきかを判断できなくなることがある。
このような状況を発生させるネットワーク障害に関する説明として,適切なものはどれか。
ア 調停者のトランザクションが,コミット又はロールバック可否の問合せを参加者に送る直前に障害になった。
イ 調停者のトランザクションが,コミット又はロールバックの決定を参加者に送る直前に障害になった。
ウ 調停者のトランザクションに,コミット又はロールバック可否の応答を参加者が返す直前に障害になった。
エ 調停者のトランザクションに,コミット又はロールバックの完了を参加者が返す直前に障害になった。
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答えは↓↓↓
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答え: イ 調停者のトランザクションが,コミット又はロールバックの決定を参加者に送る直前に障害になった。
2相コミット … 複数のデータベースの内容を更新するトランザクション処理において処理が矛盾しないよう整合性(原子性)を保つための手法
原子性 … データの更新はAll or Nothing
参加者が調停者からのコミット/アボートの指示を待っている、セキュア状態時に障害が起きた場合、判断できなくなる
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