映画DVD『サロゲート』2009年ツッコミどころ満載,ＳＦ的小道具やＳＦ的シチュエーションを楽しみながら見るＢ級ＳＦ映画.ブルース・ウィルスの髪型最高！: 空想科学幻想映画TV選集 Itoya Online

2013年8月31日 (土)

映画DVD『サロゲート』2009年ツッコミどころ満載,ＳＦ的小道具やＳＦ的シチュエーションを楽しみながら見るＢ級ＳＦ映画.ブルース・ウィルスの髪型最高！

やっぱり、一番ウケるのが
「あの髪型の細オモテのブルース・ウィルス！」ですよね！
ウィルスもあんな髪型のイケメンが理想だったんだ…違うか。

公開当時「アバター」に対抗していて、それに比べると
余りにチープで、すでに時代遅れの２、３年前のＢ級ＳＦ映画の
感じで、全くヒットしなかったので、全然
期待していなかったのですが、実際観たら結構面白かった。

　
★アメリカの初版ポスター！★[映画ポスター] サロゲート (SURROGATES) [B-DS]
★枚数限定・両面印刷★[初版・映画ポスター] サロゲート SURROGATES (ブルース・ウィリス) [DS]

まずは、みんな、作りものっぽい顔の俳優ばかりが出ていて
顔がのっぺりしていて異様な感じが新鮮です。

ＳＦ映画ファンには、ＳＦ映画らしい細かいところが面白い。
ＴＶＣＭでも観た、いっせいにばたっ倒れるサロゲートたちの絵面とか、
カーアクション後の事故で、まわりのサロゲートたちは
ただ突っ立っているシーンとか、
街角の充電スタンドや地下鉄で充電しながら乗ってるサロゲートとか、
サロゲートだらけの街中を生身で出歩くと、周りのサロゲートの
ペースに合わず歩きなれていないせいもあって、ぶつかってしまったり
「酔ってしまって」危険だとか、そういう小さなポイントが
いちいち面白くって。

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でもサロゲートが貧困層にまで完全に浸透するとは思えないし、
全サロゲートの監視や遮断が１か所からできてしまうとか、
これだけの技術革新なのに、USBメモリ使ってる！とか
ツッコミどころは満載です。

また、導入部タイトルバックで、簡単にサロゲート大流行から、
反サロゲート活動グループまで、サクっとすませちゃってるのが
わかりやすいけれど工夫がないとも思います。
（本当は、最初、通常のように事件が起きたように見せながら、
実はこの社会ではこんな技術が当たり前のようになっている
というのを徐々に見せていくのが本来の作り方だと思うのですが。）

原作はアメコミらしいですが、アイディアはもろに、
諸星大二郎のマンガ「夢みる機械」(1974年)です！
前述の「町の通行人が全員倒れるシーン」なんて特に同じイメージです！
そもそも、レジャーを楽しむなら「夢見る機械」のように退屈な
日常生活をロボットにさせて、本当の自分は楽園で遊び放題とか、
「トータルリコール」のようにヴァーチャルで体感してしまうとか、
そのほうが現実的と思うのですが。

なお、作りもののようなお顔の美しい奥さんは、どこかで見たと思ったら
「007ダイ・アナザー・デイ」のボンドガール”フロスト”役の
ロザムンド・パイクでした！

サロゲート【Blu-ray Disc Video】

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『サロゲート』
出演：ブルース・ウィリス／ラダ・ミッチェル／ロザムンド・パイクほか
監督：ジョナサン・モストウ
脚本：ジョン・ブランカトーほか
原作：ロバート・ヴェンディティほか
・発売日： 2010年05月21日
・レーベル：ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホームエンターテイメント
・ディスク枚数： 1枚(DVD1枚)
・収録時間： 89分

マンガ『夢みる機械』1974年発表　諸星大二郎：著「サロゲート」の元ネタ、かと思った!
http://plaza.rakuten.co.jp/itoyaonline555/diary/201001260000/

夢みる機械
「夢みる機械」表紙
夢みる機械 (ジャンプスーパーコミックス)
諸星大二郎
(1993/8)